So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

えん罪の陥穽

 えん罪の陥穽は、社会の至る所に口を開けている。その底知れぬ穴に落ちたが最後、無事脱出するにはしとどに汗をかく▼会社員Aさんは、駅でトラブルに巻き込まれた。狭いホームで突然、女が人混みを縫って眼前に。衝突回避へ手で女を制し、その場をあとにした。トイレで小用を済ますと、出口に件の女が。「乱暴された。警察を呼んだ」とまくし立てる。人生最大のピンチにAさんは…▼冷静沈着。ヒステリックにわめき散らす女に背を向けて、官憲の到着を待つ。大挙して押し寄せる警察官に開口一番、「ホームの防犯カメラを確認してほしい」▼周防正行監督作『それでもボクはやってない』(2007年)は、身に覚えのない痴漢容疑で捕まった若者の法廷闘争劇。反証を集めて事なきを得たが、嫌疑を晴らすまでには艱難辛苦の大汗を流した▼さて、気になるAさん。警察の取調室での聴取はやがて世間話となり、拘束を解かれた。防犯カメラの映像から女の嘘がばれて、無実が証明されたという。Aさんの脱出法から「(防犯カメラを活用し)天は自ら助くる者を助く」▼では、女性記者へのセクハラ疑惑で事実上の更迭となった「最強官庁」事務方トップ氏は…。疑惑を否定しており、裁判で争うという。えん罪を主張するなら、例の音声データを覆す潔白の証拠があるのか。奈落にて、さぞや大量の冷や汗をおかきのことだろう。

nice!(0) 
共通テーマ:blog

nice! 0