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映画「ベルリン・シンドローム」

 独占欲の強い男のゆがんだ愛が、悲惨な事件を起こしてきた。隣県の埼玉で1999年に起きた桶川ストーカー殺人事件は、記憶の襞に深く刻まれている▼元交際相手の男がストーカー行為のうえ、女子大生を嘱託殺害した後に自殺。フラれた女性への黒い愛憎の執着に怖気した。青年期の熱情は仕事などに向けられなかったのか▼偏愛、監禁、虐殺-。世界に視野を広げれば、こうした陰惨な事件は枚挙にいとまがない。豪州映画『ベルリン・シンドローム』(7日公開)の銀幕には、サイコな愛が塗布される▼独・ベルリンに旅行中の女性写真家が偶然出会った男の家に泊まるが、翌日から監禁されてしまう。男の目的は? シリアルキラーなのか? 女性の「Help!」の絶叫が空しくこだまする▼こうしたケースでは被害者側に落ち度がなかったか、考えてしまう。常識的に成人女性が自らの意思で男性宅に泊まった場合、性交に関し和姦が成立するだろう。確たる証拠がないかぎり、性的暴行を立証するのは難しいし、何より裁判の過程で被害女性は社会の好奇の目にさらされ、二重、三重に苦しむ▼旅先、美男、運命の出会いの三拍子で、恋に落ちるのも首肯できなくはない。しかし、男は誰しも「羊の皮を被った狼」の二面性を持つ。月末には黄金週間が控える。淑女の皆さん、一夜のアバンチュールの代償は大きいぞよ。

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