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映画「ザ・リング リバース」

 不幸の手紙という取り扱い注意の郵便物が、ひと昔前に流行した。「この手紙と同じものを○日以内に○人に出さないと不幸になります」。まあ他愛ないイタズラだが、得体の知れない送り主に震撼とした人も少なくなかったのだろう▼こうした恐怖の伝播を利用したのが、ホラー小説『リング』(鈴木光司著)だった。呪いのビデオを「見た者は7日後に必ず死ぬ」。唯一の救命法は「コピーを誰かに見せる」。ドラマや映画化され、たちまち大ヒット。古典的容姿の怨霊・貞子は、最恐のシンボルとなった▼一世を風靡したJホラーはたびたび米国でリメークされている。逆輸入の『ザ・リング リバース』(公開中)は、米版シリーズ第3弾となる▼さすがハリウッド巨大資本。身の毛もよだつ映像、効果音など贅を尽くす。前半は原作に忠実だが、後半は資金力に物を言わせて暴走。呪いのビデオの謎解きが支離滅裂で、観者がついていけるのかしらん?▼リングとは、円環を意味する。非業の死を遂げた者の怨念は、回り回って首謀者に大罪を償わせる。仏教の因果応報に至るのである▼手紙やビデオのアナログから今やデジタル全盛時代。戦慄の文章や映像は、瞬時にネット回線を駆け巡る。正体不明の債権者からまたも詐欺メール「本日中にご連絡なき場合、法的措置に移行します」。事実は小説や映画よりも奇なり。

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