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石段寄席再訪

 その盛衰が「地方創生の一つのバロメーター」という思いで、小欄に取り上げた地方寄席を再訪した。群馬伊香保温泉の名所「石段」を冠した寄席は、雑草のごときたくましさで1周年を迎えた▼小屋の装飾は、のぼりやチラシなどが派手になり、グレードアップ。しかも今回の演者は、上方落語界から笑福亭里光さんを呼び寄せた。儲かっているのだろうか▼里光さんは「鶴光師匠の一番弟子」とのふれ込み。名前を売ろうと、芸名小噺をマクラとした。「噺家はまずは師匠を真似ろと言われます」。しわがれた声などがそっくりで、「なにせリコーですからコピーがうまい」とつかみはOK▼芸名といえば、24時間テレビマラソンを走った林家たい平さんは「天下泰平」からとったと思いきや、アジアの時代を見越した師匠こん平さんが「タイペイ」から名づけたという。その師匠は入門当時痩せており、キツネに似ていたことから「コン」平。かなりテキトーだ▼本題の里光さんの噺は、上方発祥の古典『皿屋敷』と『時うどん』。落語初心者にも分かりやすいサゲで、観客をくすぐった▼石段寄席は、昼・夜の2回口演。夜の部は、な、なんと客が2倍の入りだった。ただし2人が4人。アベノミクスによる地方創生は? 席亭は「もうやめようか」と弱気。いやここは辛抱のしどころでしょう。「まだ道半ば」ですから。

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